「インベンション・キャピタル〜発明資本市場は誕生するか〜」(発表者:木村)

基本情報

  1. 日時:2010年5月15日 10:00 13:00
  2. 出席者:木村、西原、小野寺、室伏、見学者2名(計6名)(敬称略)
  3. テーマ「インベンション・キャピタル〜発明資本市場は誕生するか〜」 発表者:木村

背景

インテレクチュアル・ベンチャーズ(IV)という会社がインベンション・キャピタルという今までにないビジネスモデルを標榜している。IVは発明資本市場の創設を目指すと言っており、そのようなものが成り立つのか、そもそもどのようなものなのかに興味を持った。

目的

発明資本市場の創設のためにはインテレクチュアル・ベンチャーズは何をするべきか?を考える。

内容

1:特許周辺の情勢
一つの製品に万単位の特許権著作権が絡むという状況の中、関連特許をまとめて使う仕組み、パテント・プールが作られていることを紹介した。
また、自社製品に関係のない特許を保有し、ライセンス契約・損害賠償請求を仕掛ける会社、パテント・トロールを紹介した。
2:知財仲介ビジネス
公開されているインテレクチュアル・ベンチャーズの活動を紹介し、その活動が発明資本市場の創設につながるか考える。
3:議論
発明資本市場の創出にはどのよなことが必要かを、既に効率的な市場である株式市場との比較から考える。

まとめ

現状、株式が発明(特許)よりも投資の対象とされやすいのはなぜかについては多くの原因が考えられたが、発明資本市場が機能するにはそれら全てが必要なわけではないだろうという議論であった。また、特に満たすべきこととしては、?どの企業がどのような特許を持っているかの完全公開、?一般の人にも内容がなんとなく分かるようにすること、の二点が挙げられた。

参加者からのフィードバック

・先につながる内容だった。
・論点となる株式と発明への投資モデルの説明が不十分だった。
・話が抽象的だった。
・スライドあたりの情報量が適切だった。
など。

反省

まだできていない市場の話ということで、メンバーの興味を引けた一方、抽象的な内容が多かったというのがメンバーの話を聞いた感想です。次回は具体性のある話をするよう心がけたいです。
また、今回は密かに、前回発表時の反省を活かし、ビジュアライズなスライドを心がけていたんですが、それについては感想を求め忘れてしまいました。さらなるプレゼン技術向上のためにも自分の設定した目標についての評価も聞くのを忘れないようにしたいです。
(文責:木村)